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病院紹介

検査科

検査科では、臨床検査技師により生理検査と検体検査を実施しています。
生理検査というのは、患者様(或いは健康診断の受診者の方)に直に接して行う検査で心電図検査や超音波検査、動脈硬化検査、肺機能検査、眼底検査などを行ないます。
検体検査は、主に血液や尿、便、痰など、患者様や健診受診者から採取された検査材料(検体)を検査して身体の異常の有無や状態を調べます。
検体の種類や検査目的によって血液一般検査、生化学検査、免疫学検査、病理検査、細菌検査など多種多様な検査を病院内または外部の検査機関と連携をとりながら実施しています。
また、医師のオーダーにより至急の血液検査を実施し、適切な診断・治療ができるよう態勢をとっています。
心電図検査  ・・・  検査の目的
心電図検査①不整脈(脈の乱れ、心臓のリズムの異常)の発見と診断
②狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患の発見と診断
③高血圧に伴う心肥大の診断と変化の判定
④心臓病の進行や回復状態の診断
⑤治療薬の効果や副作用の診断と判定
⑥健康な心臓の状態と反応の判定
ホルター心電図検査
ホルター心電図検査 通常の心電図検査では現れない不整脈や虚血性変化などを調べ、診断・治療に役立てています。
一般的な心電図検査では実際の記録が10秒程度と短いため胸痛発作や動悸といった自覚症状があっても、検査時に症状が出ていなければ診断できない場合があります。
ホルター心電図検査は24時間記録するので、不整脈や症状があるときの心電図が記録される可能性が高まります。
検査方法は、胸に電極を貼り、携帯型の心電計を24時間装着し、翌日心電計を外すため来院して頂きます。
入浴はできませんが、普通どおり生活できます。
動脈硬化検査
血管の硬さや血管が細くなり詰まっていないかなど、動脈硬化の発見・診断に役立ち、おおよその血管年齢もわかります。
検査方法は、両手足の血圧を同時に測定することにより血管の硬さ・詰まり具合が分かるというもの。心電図検査の感覚で約10分程で終わります。
肺機能検査
肺機能検査肺の容積や空気を出し入れする換気機能レベルを調べる検査です。
近年問題となっているCOPD(慢性閉塞性肺疾患=タバコ病)や肺結核、気管支拡張症、気管支喘息などの診断に活用されます。
スパイロメーターという計測器で肺活量、%肺活量、努力肺活量、1秒量、1秒率などを調べます。 
超音波検査
超音波は人間の耳には聞こえない周波数の音波で、一定方向に強く放射され「直進性が高い」という性質を利用して、目的の部位に超音波を発信し、そこから返ってくるエコー(反射波)を受信し、コンピュータで画像処理して診断します。

○腹部超音波検査=腹エコー

腹部超音波検査=腹エコーこの検査で調べられる臓器は多岐に及び、胆のう、肝臓、膵臓、腎臓、脾臓、膀胱、前立腺、さらに子宮や卵巣、消化管も検査の対象になります。
腹部超音波検査では、腫瘍の有無だけでなく、その大きさや深達度(どの位の深さまで達しているか)も調べられ、組織を採取したり位置を確認しながら治療に用いられることもあります。

○心臓超音波検査=心エコー

腹部超音波検査=腹エコーこの検査を行う目的は二つあります。一つは心臓の形の異常を発見する形態的診断。
もう一つは心臓の働きをみる機能的診断です。
カラードップラー法を行うと、心臓の中の血液の流れを映し出すことができ、弁の異常や壁に穴があいていないかの異常も発見できます。

○頸部超音波検査=頸部エコー

頸部超音波検査=頸部エコー首のところには心臓から脳に血液を送る頸動脈があります。
頸動脈は全身の動脈硬化を反映するといわれています。頸部超音波検査では、頸動脈の動脈硬化、甲状腺の大きさ、腫瘍の有無、血流速度の測定、頸部リンパ節の観察などができます。
検体検査…尿や血液、便、痰、病理検査など
「尿」や「血液」にはたくさんの情報が詰まっています。
健康情報や治療のための診断基準、治療効果の検証等、検体検査のもつ意義は限りなく大きなものです。
病気の多くは自覚症状を伴わずに静かに発症・進行します。
健康に自信のある方も健康診断などで検査を受けることをお勧めします。
また、検体検査は精度管理が大切です。検査結果に信頼性がなければ誤ったシグナルを発信することになります。
精度管理事業に積極的に参加し、厳しいチェックを受けた臨床検査センターとの連携で検体検査を実施しています。