![X線TV透視下によるIVR](images/himage1.jpg)
また、町田肝胆膵・消化器病センター長によるX線TV透視下による肝臓がんの検査・治療(IVR = インターベーショナルラジオロジー) も実施しております。
○胸部X線検査でわかること
肺がん、胸膜炎、心肥大、胸腺腫瘍、胸水、大動脈の状態、横隔膜挙上、脊椎側弯症、右胸心、肺のう胞、胸膜肥厚 等々。
健康診断・特殊健診のじん肺、アスベスト健診では直接撮影での検査が条件です。
画像はPACS(パックス=フィルムレス)導入
札幌センチュリー病院は、PACS(フィルムレス)といってX線撮影の際に、フィルムを使用しておりません。
I P(イメージング・プレート)という板を使用して撮影し、コンピュータでX線量を測って画像にしています。
撮影された写真は、すぐに院内各所のバソコンから見ることができ、過去の画像と比較・観察することもできます。
PACS化されているのは一般X線撮影画像ばかりでなく、CTや超音波検査、心電図もPACS化されています。希望される方には画像をCDにコピーしてお渡しすることもできます。
○CT検査でわかること
最新鋭高性能80列マルチスライスCT導入
当院では高性能80列マルチスライスCTを導入しました。
このCTによる検査では、患者さまが寝台に横になるだけで、苦痛なく頭部や胸部、腹部の断層像(輪切り)を鮮明に撮影することができます。
検査はとても簡単で、短時間ながら広範囲の撮影ができ、頭部外傷・脳出血・脳梗塞等の頭部疾患から胸部疾患及び腹部臓器(肝・胆・膵・腎・膀胱・他)疾患又はその血管に至るまで、全身の診断が可能です。
更に、架台開口径780㎜の大型寝台は、今まで懸念されがちな圧迫感を感じることもなく、患者さまにはリラツクスしながら安心して検査を受けていただけます。
詳しい検査内容につきましては、医師にお尋ね下さい。
○骨の役割
①身体を支える役割
立った状態や座った状態など、体重を支え、姿勢を保ちます。
②臓器を守る役割
脳や心臓、肺などやわらかい臓器を囲んで外部からの衝撃から守ります。
③カルシウムを蓄える
身体に必要なカルシウムを蓄えます。全身のカルシウムの99%は骨や歯に存在します。
残り1%が血液や筋肉、細胞膜に存在し、重要な役目をしています。
④骨髄で血液成分を作る
骨の「骨髄」という部位で、赤血球や白血球、血小板などが作られます。
○カルシュウムの収支
体に入ってくるカルシュウムより出てゆくカルシュウムが多ければ当然骨のカルシュウム量は減っていきます(骨の収支はマイナス)。
逆に入ってくるカルシュウムの方が多ければ、骨量を増やすことが期待できます。(骨の収支がプラス)。
若いときにできるだけ骨量を増やしておけば、閉経・加齢などにより骨量が減っても余裕があり、骨折のリスクも減ることになります。
骨密度の検査方法
検査は苦痛もなくとても簡単です。
当院では、「DXA法」 (エネルギーの異なる二種のX線を照射する方法)により、前腕の骨塩量(カルシュウム量) を測定します。被曝線量は無視できるほど少なく、測定時間は15秒ほどです。
骨塩量は、若年成人 (20~44歳) の平均値が基準とされ、その値の80%以上を正常、70~80%を骨量減少(要注意)、70%未満が骨粗鬆症と診断されます。